「子宮頸管が短くなっています。切迫早産ですね。
これ以上短くなったら入院の可能性もあります。」
いつものように何事もなく検診が終わるかと
呑気に構えていたところで、医師から衝撃の言葉。
とてつもない不安に押しつぶされそうでした。
元々40mm以上あった子宮頸管が妊娠7ヶ月目で32mmになり、
自宅安静を命じられました。
(食事、風呂、トイレ以外は極力安静にし、家事も禁止。)
また、通常は、まだお腹が張らない週数なのにも関わらず、
頻繁に張っていたため、張り止めの薬を
1日3回服用することになりました。
「入院は避けたい。何より1日でも長く、
お腹の中で赤ちゃんを育てたい!!」
子宮頸管を伸ばす方法はないだろうか?…と、
色々と試行錯誤した結果、
2週間で1cm伸ばすことに成功しました!!
(32mm→42mm。その後も妊娠9ヶ月まで40mm台をキープ♪)
「自宅安静中にできる限りのことはしたい!」というあなたへ向けて、
私が子宮頚管を伸ばすためにしたことをお伝えしたいと思います。
子宮頚管を1cm伸ばすのに成功!自宅安静中にした3つのこと【切迫早産】
①座るのではなく、横になる時間を増やす
ネットで自宅安静の度合いについて調べていると、
「安静にさえしていれば座るのはOK」か、
「座るのもNGで横になることを勧められた」か、
担当医師や状況によって2パターンいることがわかりました。
座るのもNGというのは、
座っていてもお腹に圧がかかるからという理由のようです。
私の場合座るのはOKと言われていましたが、
安静にして、しすぎることはないと考え、
極力横になるようにしました。
また、家事禁止令が出ていたため、
夫にお願いすることに。
仕事をしている夫の負担が増えてしまうのは心苦しかったですが、
万が一早産になってしまった時のリスクを伝え、
「赤ちゃんのためだからお願い」と、協力してもらいました。
(感謝の気持ちは毎日言うようにしていました☆)
一日中寝たきり状態は体が痛くなるし、
だんだんとストレスが溜まりましたが、
赤ちゃんを守るためと思って、
ひたすら横になることを心がけました。
②身体の状態をよく観察し、負担になる行動を減らす
切迫早産と診断されるまで、
私はお腹の張りに一切気づいていませんでした。
どのような状態が張っているのかよく分からず、
これが普通だと思っていたのですが、
常に張っているような状態だったようです。
自分の体と向き合えていなかったことを反省し、
自宅安静中は体の状態をよく観察しました。
同じ座るのでも、どのくらい深く腰を掛けるか、
足は伸ばすか伸ばさないか、
些細な違いが、お腹の張りにつながることに、
やっと気づけるようになりました。
「この条件を満たすと張る」と分かったら、
次からはその行動をしないようにしました。
【例】
・尿意を感じる頃にはすでに膀胱で圧迫され、お腹が張る
→→尿意を感じる前にトイレに行くようにする
・夕方以降にお腹が張りやすく、「今日はしんどい」と感じた
→→その日はお風呂に入らない。体だけ洗い、髪は翌日にまわす。
化粧水は塗る余裕がある日だけ塗る。

一日くらいお風呂に入らなくてもいーじゃんいーじゃん!」
「お風呂あがりに化粧水?しんどいなら塗らなくてもいい!
むしろお風呂入っただけで十分頑張ったよ~!」
…と、とにかく完璧主義にならず、
「早産になるよりは、このくらいどうってことない!」
「これでいーじゃんいーじゃん」精神で
過ごすようにしていました☆(笑)
逆に、午後に昼寝をすると夜の張りが柔らかになることに
気づいてからは昼寝をするようになりました。
ただし寝すぎると夜寝れなくて辛いので、
アラームをかけて1時間程度の昼寝に落ち着きました。
とにかく体を観察し、微調整の毎日。
お腹の赤ちゃんの様子にも敏感になり、
とても良い感覚が身につけられたと感じています。
身体の様子に敏感になるって分娩時にも役に立つのでは?!
とかすかな期待をしております(笑)
③お腹の張り対策エクササイズをする
①番・②番はどちらかというとマイナスを
さらにマイナスにしないための対策でした。
それに加えて子宮頸管を伸ばす方法は何かないか、
必死に探していたら、
助産師・整体師の星子先生のブログを見つけました。
お腹の張りの原因や対策について発信されていて、
食い入るように全ての記事を読みこみました。
対策ストレッチやエクササイズを試したら、
なんだかいい感じ…!!
より詳細に書かれているテキストを購入し、
中にのっているストレッチやエクササイズを
朝晩の2回、毎日実践しました。
(まとめて買うと値引きがあったので、産後リハビリBOOKも購入♪)
最初はストレッチをしている途中で張ってしまい、
中断したり、筋力が落ちていたので、
あまりよくできませんでしたが、
できるものだけ少しずつ、
毎日繰り返すことで体がみるみるうちに変わっていきました。
カチカチだったお腹がふわふわになったんです!!
理想的なふわふわのお腹ってこんな感じなんだと初めて分かりました。
2週間後の検診の時には1cm、
子宮頸管が長くなっていて、本当に安心しました。
その後も毎日ストレッチとエクササイズを続けていますが、
検診の際に、医師から「柔らかくていいお腹になったね」と
褒めてもらえたことがとても嬉しかったです。
今では全てのストレッチとエクササイズを楽々とこなせるようになり、
筋力もついてきた実感があります。
「きちんと働きかければ体は必ず答えてくれる」
ということを学び、自信が持てたような気がします。
(よく筋トレ好きな人が「筋肉は裏切らない」って言いますよね!)
星子先生のお腹の張り対策BOOK、とてもオススメです☆
こちらのページにテキストの全目次や詳細が載っています。
⇒★妊婦さんのお腹の張り対策BOOK ~妊婦生活をより快適にする方法
正直購入する際は高いと思い、ためらいましたが、
それだけの価値があると感じました。
(お腹の張りの原因や対策、妊娠時の体の使い方など、
情報量が多いです)
ただ、どうしてもそのお金が捻出できないという方は、
ブログでもたくさん情報発信してくださっているので、
そちらの記事を読み込むことをお勧めします。
⇒★妊娠中は、お腹が張らないように過ごすこと
(この記事に張り対策について書かれた記事へのリンクがたくさんあります♪)
切迫早産で自宅安静中のあなたへ。罪悪感を持たないでください
自宅安静をしていると、とにかく1日が長いし、
次の検診までの期間も、果てしなく遠く感じるものですよね。
私は毎日外出もせず、ずっと横になっているうちに、
だんだんと気分が欝々としてきて、ノイローゼ状態に
なっていきました。
「動きすぎてしまったのがいけなかったのかも」と
これまでの自分を責めてしまったり、
家事や身の周りのことができず、
実家や夫に頼まざるを得ないことに負い目を感じたり、
怠けているような気分になったり、
自宅安静期間(特に寝たきり状態)が長くなればなるほど、
ストレスが蓄積していきますが、ストレスを感じていることに対して
「赤ちゃんに申し訳ない」と考えたり…
切迫早産+自宅安静という状況的に、
罪悪感を持ちやすいんですよね。
そういう方は多いのではないかと思います。
でも、決して罪悪感は持たないでください!!
不安に押しつぶされそうになりながらも必死に、
お腹の中で、たった一人の尊い命を育んでいるのです。
お母さんにしかできない偉業ですよ!
もし、誰にも認めてもらえなかったとしても、
「安静にすることで、赤ちゃんを守っているんだ。
私はよく頑張っている」と、
自分で自分を褒めてあげましょう。
少し気分が楽になりませんか?
この期間が一生続くわけではありません。
赤ちゃんを必死に育んでいる自分を認めてあげながら、
一緒に、なんとか切迫早産の危機を乗り越えましょうね!!